日々の仕事
変化
繁殖検診を初めて5年が経過した牧場の妊娠率が15%→24%に、個体平均乳量が27㎏→38~40㎏まで上がってきました。この5年間、二人三脚で様々な改善に取り組んできましたが、最も”変化”したのは酪農家自身でした。検診を始めた当初は、繁殖情報リストが送られてこない、情報漏れ、繁殖検診対象牛がロックされていないなどの様々な不手際がありました。しかし、ここ1年間ではそういった事は一切なくなり、繁殖検診にかかる時間もかなり短縮されました。5年前であれば、20~30頭の繁殖検診に1時間近くかかることもありましたが、今では30分以上かかる事はなくなりました。牛群管理とは酪農家の仕事に対する姿勢そのものだと感じます。そしてこのような変化は、小さな成功体験の積み重ねで少しずつ起きるのではなかと考えます。繁殖成績や乳量が上がった喜びを、顧客と共有できる瞬間が、この仕事の最大の醍醐味だと感じます。当社の仕事は、この牛群をさらに健康的で生産効率が高い牧場にしていく事です。これからもチャレンジは続きます。