日々の仕事
ロボット搾乳の可能性
北海道ではここ数年、搾乳ロボットの導入が加速度的に進んでいます。この流れは当社顧客農場においても同様です。ロボット搾乳機1基でどれだけ出荷乳量を伸ばせるのか、各農場で様々なチャレンジが試みられています。一軒の農場で、ロボット一基あたりの年間出荷乳量で900トン/年を達成する事が出来ました。ロボットの能力として、このくらいの出荷乳量は可能という事が分かりました。一基900トン/年は一つの目標になりそうです。この数字は決して簡単な数字ではありません。遺伝子改良、粗飼料品質の向上、安定したPMR、積極的な繁殖管理、安定した移行期管理、様々な管理の質を高めていく事で初めて可能になる数字です。ロボット搾乳では、平均乳量や搾乳可能頭数に注目が集まりがちです。しかし、投資額の大きいロボット搾乳では、一基当たりの年間出荷乳量にこだわっていく事が最重要と考えます。